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A:海洋環境 1.油による汚染防止(附属書 I)

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(1) (2)

(2)有害液体物質の汚染分類の見直し

 附属書IIには、IBC Codeで定められた有害液体物質の毒性に応じた汚染分類別に、有害液体物質の排出要件などが規定されている。
 一方、IMOでは、現行の有害液体物質の汚染分類(A、B、C、D類および「無害」の5分類)の見直しを検討してきた。これと併行して、国連の海洋汚染専門家会議(GESAMP*)は有害液体物質の有毒性の再評価を行い、2003年7月にIBC Code 17章および18章に示される約660種類の物質の再評価を終了した。
これを受けて、2003年7月に開催された第49回海洋環境保護委員会(MEPC)では、現行の 「無害」に区分される物質の一部を新たな区分に移行すること、および「無害」物質の排出を沿岸から12マイル以上離れた海域で行うこととし、現行の「A」類を「X」類に、「B、C」類を「Y」類に、「D」類および「無害」類の一部を「Z」類とし、残りの「無害」物質を新たな区分「Other Substances(OS)」にすること等を内容とする附属書IIおよびIBC Codeの改正を合意し、第52回MEPCにおいて採択(2004年10月15日)した。この改正は2007年1月1日より発効する予定である。

*:GESAMP(The Joint Group of Experts on the Scientific Aspects of Marine Environmental Protection)  国連の海洋汚染専門家会議。国連関係機関の出資により1967年に設立された海洋汚染の科学的分野に関する専門家グループ。IMO(総務事項担当)および出資国連機関(業務事項担当)が共同事務局を構成する。当初は、加盟国に対する海洋汚染の科学的側面についての専門的意見の開陳に留まっていたが、93年から、海洋生命の保持、資源、アメニティーの維持のために海洋環境の低質化の防止、削減および制御に関する科学的側面にまで役割が拡大された。