日本船主協会

トップページ環境問題>環境インフォメーション

海運業界の取り組み 海運企業の取り組み 海運業界と環境問題

A:海洋環境

1 2 3 4 5 6 7 8

8.ロンドンダンピング条約

 陸上で発生した廃棄物を船舶等から海洋に投棄することは、「廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約(Convention on the Prevention of Marine Pollution by Dumping of Wastes and Other Matter,1972;通称ロンドンダンピング条約)」により規制されている。
 船舶、海洋施設、航空機からの陸上発生廃棄物の海洋投棄や洋上での焼却処分を規制し海洋汚染を防止するための国際条約で、1972年11月13日に採択され、1975年8月30日に発効した。わが国は1980年10月15日に批准し、同11月15日より効力を生じている。
 さらに、1996年11月7日には、現在の72年条約に代わるものとして、より規制を強化した1996年議定書が採択された。この条約の最も重要な変革点は、precautionary approachと呼ばれる手法を取り入れたことであり、廃棄物その他の物が海洋投棄された時に害を及ぼす可能性があると信じる理由がある場合、その因果関係を証明する明確な証拠が無い場合であっても「適切な防御措置」を採ることを要求している。また、72年条約では、ある一定条件の下で海洋投棄が認められていたのに対し、一切の海洋投棄を禁じる物質を列挙した「ブラックリスト」が策定された。
 この条約(議定書)は、15ヶ国の72年条約締約国を含む26ヶ国が批准してから30日を経過してから発効するが、現在は未発効である。