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D:大気環境 3.オゾン層の保護(ハロン・フロン

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(1)オゾン層破壊物質による影響と対策
1.概要

 オゾン層は、20億年以上もかかって形成された地球の成層圏に存在し、高度20~30km付近に上下15~50kmの幅で広がっているオゾン(O3)を多く含む層であり、太陽光に含まれる有害な紫外線(UV-B)などの大部分を吸収して地上の生物を保護している。
 人工の化学物質であるフロン(CFC:クロロフルオロカーボン)、ハロン、メチルクロロホルム等がオゾン層を破壊する原因物質であるが、特にフロンは化学反応を起こさない非常に安定した便利な物質として、スプレーの噴霧剤、半導体等の洗浄剤、クーラーなどの冷媒として広く利用され、過去に大量のフロンが大気中に放出された。このフロンは、1928年にジェネラル・モータース社によって開発された冷却用冷媒で、半導体の洗浄剤や発泡剤などにも使用されていた。
 地表付近では化学反応を起こさないフロンも、対流活動や拡散などによって上空に運ばれ上空数十キロに達すると、紫外線の作用で分解され塩素原子が遊離する。フロンから遊離した塩素原子は、オゾンによる酸化と酸素原子による還元を繰り返しながらオゾンを分解し、結果としてオゾン層を破壊している。