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F:サブスタンダード船排除 1.サブスタンダード船の排除

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(1)概要

 従来から、IMOを中心として船の構造・設備要件、船員の資格、管理責任等について、国際的な統一ルールを定めて海難事故の防止、海洋環境の保全が図られているが、それらの基準を満たしていない船舶はサブスタンダード船(SS船)とみなされる。従って、一般的には安全に海上を航海する能力の不足している船あるいは堪航能力の低い船と定義される。しかしながら、船体設備やメインテナンスの状態、乗組員の能力等々、非常に多様な判断材料があるため、具体的にどのような船をSS船と判断するかを、明確に規定できるものはない。
 いずれにしても、SS船は、貨物の安全輸送はもちろんのこと、人命尊重や地球環境保全の見地から、国際条約等に定める一定基準を満たすために必要な検査や修繕および整備、また、資格を有する船員の配乗等を完全に実施していないことから、船舶の維持管理コストを不当に低く抑えている。このため、公正競争の観点からもSS船を市場から排除することが、これまで以上に求められている。