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G:シップリサイクリング 2.廃棄物の越境移動問題

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(1)概要

 廃棄物の他国への越境移動は、1980年代前半までは欧州域内で行われていたが、1982年にイタリアで起こった「セベソ事件」(イタリア・セベソの農薬工場爆発事故によりダイオキシンで汚染された土壌を欧州各地へ搬出した事件)を契機として、1984年にECは「有害廃棄物の越境移動を管理するための指令(セベソ指令)」を採択し、欧州内の越境移動に関する取り締りを強化した。
 このような規制の結果、1970~80年代にかけて欧米の先進諸国は、より規制が緩く処理費用も安い発展途上国等へ廃棄物を輸出し、不適切な処分や不法な投棄により環境汚染が生じるなどの事件が多発した。
 このため、有害廃棄物の越境移動問題は、先進国間だけでなく、発展途上国をも含んだ地球的規模での対応が必要な問題であるという認識が強まった。