3・4 各国の海運政策

 

341 EU(欧州連合)          

EUおよび同加盟国の諸規則・政策が海運業界に与える影響が拡大していることから、当協会はECSA(欧州船協)諸会合に積極的にオブザーバー参加し、情報収集と意見交換を行った他、欧州各国船協や在欧コンサルタントとの情報交換に努めた。

 

 

342 デンマーク

200411月、デンマーク王国マルグレーテ(Margrethe)2世女王陛下の日本公式訪問に随行して、デンマーク船主協会 Knud Pontoppidan会長(A. P. Moller副社長)以下同船協首脳14名とHammer Hansen海事局長が来日し、1117日(水)、同国ヘンリック(Henrik)王配殿下臨席の下、東京において当協会との海運セミナーが開催された。

当協会からは草刈会長はじめ、副会長・常任理事など計14名が出席し、国土交通省からは矢部海事局長他が出席した。

セミナーでは王配殿下の開会スピーチに続き両船協会長・海事局長が、第二船籍制度やトン数税制、独禁法適用除外制度、海事保安問題、クオリティシッピングの推進などにつきプレゼンテーションを行い、その後、出席者間で意見交換を行った。セミナー後発表したプレスリリースと出席者リストは資料3-4-2-13-4-2-2の通りである。

 

 

343 ノルウェー

当協会とノルウェー船主協会は、2005520()、ノルウェー王国ブレンデ貿易産業大臣出席のもと、クオリティ・シッピング推進をテーマに海運ラウンドテーブルを東京で開催した。

会合には、当協会から草刈会長、神田副会長他計9名が出席したほか、国土交通省冨士原大臣官房技術審議官、日本海事協会上田常務理事らが出席し、ノルウェー側からはブレンデ大臣のほか、ノルウェー船協ヴィーデ会長、ノルウェー船級協会(DNV)ストールストローム副会長らが出席した。

会合では、シップ・リサイクリング問題、油濁事故防止に向けた沿岸国の取り組み、クオリティ・シッピング推進に向けた船級協会の役割などについて意見交換を行った。

開催後に発表したプレスリリースと出席者リストは資料3-4-3-13-4-3-2の通りである。