［資料3-3-2-8］

中国（香港、マカオ、台湾を除く）造船業の現状　

（中国造船協会レポート、概要）

１． 中国造船業の全体像（2004年末現在）

分野	事業者の数	労働者数（千人）	売上高（億RMB）
造船	316	−	57.1（725億円）
修繕	176	−	12.8（163億円）
舶用	153	−	14.7（187億円）
合計	645	287	84.6（1,074億円）

出所：National Bureau of Statistic of China　　　　　　　　※1RMB＝12.7円で算出。

２．造船部門（2004年）

竣工量	855万DWT（前年比33％増。世界シェアの14％） （内訳） 原油/プロダクト/ケミカルタンカー　−　265万DWT（31％） バルクキャリア 　　　　　　　　　−　503万DWT（51.6％） コンテナ船　　　　　　　　　　　 −　83万DWT（9.7％）
受注量	1,579万DWT（世界シェアの16％） （内訳） 原油/プロダクト/ケミカルタンカー　−　565万DWT（33.7％） バルクキャリア 　　　　　　　　　−　525万DWT（33％） コンテナ船　　　　　　　　　　　 −　444万DWT（28.1％）
手持工事量	3,359万DWT（世界シェアの15％）
輸出量	・建造量、受注量の66％、84％が輸出向け。 ・2004年は、102の国/地域に輸出（31億US＄。前年比4.6％増）
主要造船所	China State Shipbuilding（CSCC）とChina Shipbuilding Industry Corporation（CSIC）。の二つの造船所で、2004年の中国の建造量の66％、受注量と手持工事量で各69％を占める。このほか、江蘇省、浙江省、福建省、三東省でも造船事業が発展しつつあり、2004年には3つの造船所が10万DWTを超える建造量を確保した。近年では、国営の造船所に加え、ジョイントベンチャー、外資系の造船所も現れている。

３．舶用部門

　旺盛な舶用機器需要により、2004年のCSCC、CSICの契約高は、87億RMB（1,005億円。前年比52％増）となった。主機、補機、ギアボックス、スーパーチャージャー、プロペラの全てにおいて急速に増加した。

４．船舶修繕

　2004年の修繕とスクラップの売上は、149億RMB（1,892億円）、総生産高で前年比24％増、総利益は8.1億万RMB（103億円）で前年比108％増となった。

以上