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海運雑学ゼミナール

012 ばら積み船:
パナマックス型が運ぶ大豆で、豆腐が7億2000万丁

 豆腐、納豆、味噌、醤油といえば、日本の食卓に欠かせない基本食品。ところがその原料の大豆のほとんどをわが国は海外に依存しており、その最大の輸入国がアメリカで、全体の75%以上を占めている。
 ニューオーリンズなどメキシコ湾岸の集積港から積み出された大豆は、パナマ運河を通って日本に運ばれるが、そのパナマ運河を通航できる船の最大のものがパナマックス型と呼ばれる約6万重量トン級のばら積み船だ。
 つまりこの船1隻で6万トンの大豆が1度に運べるわけだが、ではこの大豆で豆腐が何丁つくれるだろうか?
 豆腐1丁は平均300グラム。通常1キログラムの大豆からこのサイズの豆腐が12丁できる。つまり83.3グラムの大豆で1丁の豆腐ができるわけだ。すると6万トンの大豆からは、何と7億2000万丁の豆腐ができることになる。
 日本の大豆の年間輸入量は483万トン(2001年)。つまりパナマックス型のばら積み船80隻分の大豆を、私たちは海外から輸入していることになる。日本の食糧事情の安定に果たす船の役割の重要性が、こんな数字からもよく分かる。
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