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海運雑学ゼミナール
013 コンテナ船:ゾウたちの優雅な船旅
 日本と北米や欧州をつなぐ外航定期航路の主役として活躍しているのがコンテナ船。このコンテナ船が運ぶ海上コンテナの大きさは40フィートコンテナと20フィートコンテナに大別され、さらに貨物に応じてドライコンテナ、バルクコンテナ、冷凍コンテナ、タンクコンテナなどさまざまな種類がある。
 ところでコンテナの規格サイズより大きい貨物はコンテナ船では運べないのだろうか。じつは運べるのである。こんな時に使われるのが両側壁と天井のないフラットラックコンテナや屋根が開閉できるオープントップコンテナと呼ばれるもの。特に四方に柱が立っているだけのフラットラックコンテナは、積荷のいちばん上の層に複数を並べて使用することで小型航空機のような横幅の大きい貨物も積み取ることができる。
 まれにゾウなどの動物を運ぶ時もこうしたコンテナが用いられる。積荷の最上層に動物の住み家となるオープントップコンテナや餌を入れておくドライコンテナなどを配置し、さらに周囲にフラットラックコンテナを並べて動物場がつくられ、飼育係が乗船して世話をするというわけだ。まるで人間が豪華客船のサンデッキで日光浴を楽しみながらクルージングするようなもの。動物にとってはなかなか贅沢な旅ではある。
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