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海運雑学ゼミナール
100  外航客船:外航客船にはキャプテンが2人?
 ホテル並みの設備と最高のサービスが自慢の外航客船。食事からイベント、レジャーまで、さまざまな接客サービスを担当するホテル部門と、本来の仕事である船の運航の両方に責任を持つ船長の職務はじつに多忙だ。
 そこで考えられたのが船長を2人乗船させるという方式。本来、船長は、もちろん船全体の責任者だが、船内パーティーのホスト役やホテル部門の指揮・監督など、実際の運航業務以外での仕事が極めて多い。このため、船の運航を専門に行うもう一人の船長(スタッフキャプテン)を乗船させ、業務分担によって、それぞれの負担を軽減しようというものだ。
 どんな楽しい船旅も、航海そのものが安全であって初めて価値をもつ。しかし、船長が船の運航で忙しくて、十分な接客ができなければ、客船としての魅力も半減する。安全運航とサービスの充実の両立を図ろうとするこの客船ならではの知恵。「船頭多くして船、山に登る」の例えも、ここだけは例外といえよう。
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