日本船主協会

トップページ海運雑学ゼミナール

海運雑学ゼミナール
127 「船」と「舶」の意味の違いは?―船をあらわすさまざまな言葉
 船をあらわす漢字は数十種類あるといわれるが、日本語の中で一般に使われているのは、「船」、「舶」、「舟」、「艇」、「艦」の5種類だ。
 このうち「船」は、小型の船にも大型の船にも用いられる。一方「舶」は、大型の船のみに用いられる。したがって「船舶」といえば、大から小まであらゆる船を総称する言葉ということになる。
 また「舟」は、櫓や櫂によって走るごく小型の船を意味する。「艇」も小型の船を意味するが、こちらは機関がついたものをさすことが多い。さらに「艇」の場合は、○○艇というように、船の種類や用途をあらわす他の語とともに使われることがほとんどだ。「艦」は、護衛艦、潜水艦というように軍用の船に主に使われる。
 英語ではどうかというと、主に大型の船をあらわしていたのが「シップ」(ship)だ。3本または4本マストのシップ型帆船がその語源だが、最近は、どの大きさの船に対しても用いられるようになっている。また、「ベッセル」(vessel)は、大小にかかわらずすべての船の総称として用いられる語だ。
 一方、ごく小型の船をさす場合は「ボート」(boat)が使われる。しかし、パッセンジャー・ボート、フェリーボートなどかなり大型の船に使われる用例もある。このほか船一般をさす言葉として「クラフト」(craft)も使われる。
前のページへ海運雑学ゼミナールタイトル一覧へ次のページへ