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海運雑学ゼミナール
128 世界でいちばん透明な海は大西洋の中央付近
 はるか彼方まで見とおせる視界の中に、色鮮やかに横たわるサンゴの森。乱舞する熱帯魚……。透明度の高い南の海の水中風景には、ダイビング・ファンならずとも魅了されてしまう。
 ところで、こうした海水の透明度は、一般にメートルで表示される。なぜかというと、直径30センチの白い円盤を海中にまっすぐ降ろし、それが見えなくなった深さをメートルであらわすという測定方法がとられているためだ。
 実際の海の透明度は、場所によって2メートルくらいから70メートルくらいまでの大きな幅がある。世界でいちばん透明度が高いとされている海域は大西洋の中央付近で、約60〜70メートルあるとされている。
 一方、陸地に近い場所やプランクトンの多い海は透明度が低く、本州付近の近海では、15〜20メートルくらいだ。
 この透明度は、海面を真上から見たときの海の色とも関係がある。透明度が高いほど海の色は紺色に近く、低いほど茶褐色に近づく。
 この色の分類を水色(すいしょく)といい、いちばん紺色に近い場合の数値が1で、褐色に近い数値が11になる。日本近海では、沖縄付近の海が水色1で、もっとも透明度が高い海ということになる。
 一般にオホーツク海やアラスカ沖など北の海は、南太平洋の海などとくらべて青さが少ないが、これはプランクトンが豊富なために透明度が低いからで、このような海の多くは、水産資源の宝庫となっている。
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