日本船主協会

トップページ海運雑学ゼミナール

海運雑学ゼミナール
181 国民の祝日「海の日」とIMOの「世界海の日」
 7月20日の「海の日」は、1996年に14番目の国民の祝日として施行され、2003年からは3連休化により、7月の第3月曜日に変更された。
 この日は、海運・海事関係者の間で、長年にわたり「海の記念日」として親しまれてきた、いわば業界内の祝日。これを全国民の祝日とし、海洋国日本にとってかけがえのない海について理解を深めてもらうことを目的に、日本船主協会を始め海運・海事関係のさまざまな団体が続けてきた推進運動が実を結んだものだ。
 夏休みの直前に当たるこの新しい祝日を、家族そろって海水浴やマリンスポーツを楽しみながら、島国日本にかかせない輸出入物資の輸送ルートとして、また食料資源や海洋鉱物資源の宝庫としての海洋の意義を理解する機会にして欲しいというのが、関係者すべての願いだ。
 ところで、世界的に見ると海の日はもう一つある。IMO(国際海事機関)の前身のIMCO(政府間海事協議機関)が1977年に制定した「世界海の日(World Maritime Day)」がそれだ。海上輸送の安全や海洋環境の保全など、世界規模で推進されるべき課題をテーマに、毎年、9月の最後の週の適当な日を選び、IMO本部や世界各地でさまざまな行事が催される。
 さまざまな可能性を秘めた海洋開発への新たな気運が高まる一方で、地球環境全体に大きな影響を与える海洋の環境保全も、今や国際的な重要テーマとなっている。私たち人類の貴重な資産である海の大切さを、この二つの海の日を機会に、じっくりと考えてみたいものだ。
前のページへ海運雑学ゼミナールタイトル一覧へ次のページへ