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海運雑学ゼミナール

188 船種や積み荷で異なる載貨能力の示し方

 貨物船の大きさは、積める貨物の重量を示す重量トン(D/W)や船の容積を示す総トン(G/T)で表示されることが多いが、中にはこれでは表現しにくい船もある。コンテナ船や自動車専用船、LNG船などがそうだ。
 例えば、甲板積みの貨物が多いコンテナ船では、コンテナがいくつ積めるかで大きさを示す方法が取られている。一般に用いられる単位は、20フィート換算のコンテナ積載個数を示すTEU(Twenty Footer Equivalent Unit)という単位。最近は、7万総トンクラスのコンテナ船で6,000TEUを超える積載能力をもつものが主流になりつつある。
 自動車専用船の場合、載貨能力は小型乗用車換算の積載台数で示される。大型の自動車専用船になると、6,000台以上が積載可能だ。
 一方、LNG船、LPG船などの液化ガス船はタンクの容積が重要な基準になる。液化ガス船の載貨能力を示す単位としては、一般に「立方メートル」が用いられ、10万総トンのLNG船では12万立方メートル以上の載貨能力がある。
 また冷凍装置を備えた船倉の容積が載貨能力の基準になる冷凍運搬船の場合も、船倉容積を立方メートル単位で示すのが一般的だ。
 さまざまな載貨能力を表す単位は、積み荷の性質に合わせたバラエティ豊かな専用船の姿を反映しているともいえるだろう。
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