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A:海洋環境 1.油による汚染防止(附属書 I)

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(1)Pre-MARPOL

 油による海水の汚濁については、国際的に統一された規制の必要性がすでに1920年代に認識され1935年に国際連盟にて条約案が作成されている。戦後では、「1954年の油による海水汚濁の防止のための国際条約(OILPOL条約)」がその最初である。この1954年条約は1962年および1969年の2度の改正重ねて、規制を強化し石油の排出、特にタンカーのタンククリーニングやバラスト水の処理による油濁からの海洋環境の保護を目指してきた。
 1969年の改正は、1967年3月の「トリー・キャニオン号」事故による大量流出油事故を契機に行われたものである。1969年以降も海洋環境の保護を主張する声はますます高くなり、さらに広く深く抜本的な規制を定めることが必要となった。1973年10月に開催されたIMCO(IMOの前身)の会議では、油の排出禁止海域を世界全ての海域に拡大するとともに、タンカーからの油排出基準を厳格にするなどの1969年改正案を採択した。