日本船主協会

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A:海洋環境 7.バラスト水の管理に関する国際条約

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(4)条約の内容と当協会の対応

3.バラスト水交換海域

 条約案の段階では、船舶は可能な限り、陸岸から[200海里] (約370km)以上離れた、水深[200m]以上の海域でバラスト水交換を行うこととされ、採択会議において最終決定が行われた。わが国は商船の常用航路と交換海域との関係を検討し、商船の運航状況に即した交換海域が設定されるべき見解を述べた。アメリカは、陸岸から200海里以上離れた海域であれば、水深に関係なく交換が可能とする提案を行い、一部の賛同を得たが、海洋環境保護の観点から水深200m以上の海域を交換海域とする意見が主流を占め、陸岸から200海里以上離れた、水深200m以上の海域が原則としての交換海域とされた。
 また、船舶の就航する航路によっては、陸岸から200海里以上離れた、水深200m以上の海域が存在せずバラスト水の交換が不可能となるため、この場合には50海里以上離れた、水深200m以上の海域で交換することとされ、これでも不可能な場合には、寄港国が設定する指定海域でバラスト水交換を行うこととされた((3)<表2>参照)。