日本船主協会

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A:海洋環境
7.バラスト水の管理に関する国際条約
■資料16:有害海洋性生物による被害事例

有害海洋性生物による被害事例

場所

外来種

環境への影響等

北米五大湖

ヨーロッパ
縞貽貝
(カラス貝の一種)

カスピ海/黒海が原産で、19世紀に生息地を欧州全域に拡大。
1980年代に五大湖に入って来たと考えられており、異常繁殖により発電所や工場の取水口が塞がれるなどの被害が多発。更に、プランクトンを餌とするため、在来種の魚類の個体数にも影響を及ぼしている。

丸ハゼ
(round goby)

黒海およびカスピ海原産で、海水および清水の両方に生息
1995年頃にスペリオル湖に出現し、強力な繁殖力により個体数を急増させるとともに、その攻撃性、旺盛な食欲により他の在来魚類の生存に影響を与えている。

Ruffe
ヨーロッパ原産の淡水魚

1980年代に五大湖に侵入。
高い生殖能力と非常に早く成長すること、環境への順応性により、湖の生態系を破壊する可能性がある。

黒海・アゾフ海

アメリカ
櫛クラゲ

アメリカ大陸東岸を生息地とする肉食性のクラゲでプランクトン、魚卵、稚魚を餌とする。
1970年代に、バラスト水を通じて黒海に侵入し、黒海でのアンチョビー漁業崩壊の主因となった。

オーストラリア
タスマニア水域

有毒渦鞭毛藻類

海老、蟹等の甲殻類を通して人間に麻痺性中毒を起こす原因となるプランクトンの一種でアジア、中南米、地中海等広く生息。オーストラリア沿岸における海老養殖の中止等の被害を引き起こしている。

地中海

熱帯緑色藻類

1980年に地中海に侵入し、在来種の海草を駆逐して、現在では、フランス、スペイン、イタリアおよびクロアチア沿岸海域に拡大している。
このため、魚類、無脊椎動物の幼生の生息地が制限されている。