日本船主協会

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A:海洋環境
7.バラスト水の管理に関する国際条約
■資料17:主なバラスト水管理手法

主なバラスト水管理手法

バラスト水管理手法

概要(長所 短所等)

深海バラスト水交換
水深2000m以上

有害海洋生物・病原体の伝播の危険性を最小化する最も効果的・実用的な方法とみなされている。

外洋の深海水は、少量の生物しか含んでおらず、当該生物は、沿岸海域又は清水環境に伝播した場合でも、環境が大きく異なることから生存の可能性が小さい。

外洋でのバラスト水交換は、一定の海象・気象条件下では、船舶の復原性/構造強度面で安全性に関わる問題を生じる。

⇒バラストタンクを空にして再漲水することが、復原性/構造面で安全な選択肢となりえない場合、貫流式交換がより好ましい手法となる。

クリーンバラスト漲水

浅水深、浚渫作業、病原体の存在又はプランクトンブルーム(赤潮)が発生している海域の回避のような予防的措置により達成可能。

バラスト水漲水を実施できる場所が限定される。

クリーンバラスト証明

当該船舶のバラスト水に受入国が有害と考える有害海洋生物・病原体が含まれていないことを証明する分析結果を取得することで、伝播の危険性を最小化するための効果的手法と考えられる。

バラスト水非排水

バルカー、タンカー等大量のバラスト水を必要とする船種には選択肢とならない。

水温/塩分濃度差異の信頼

漲水/排水海域間の周辺条件の格差は、海洋生物の生存確率を低下させる。

所次第であることから、更なる調査が必要。

長期間のタンク内保持

ほとんどの生物は、光が存在しない環境および高い鉄分含有率の中では生存できないので、バラストタンク内に100日を越えて保持された海水は、危険性が最小化されることとなる。

バルカー、タンカー等は、バラスト水を3ヶ月以上も保持することは運航スケジュール上不可能。

沈殿物処分

多くの海洋性生物は、沈殿物内に存在するので、錨鎖等沈殿物を保有するものを定期的に清掃。

清掃を容易とし、沈殿物を最小化するよう船舶の設計を変更する必要あり。

受入施設

船舶のバラスト水の受入施設への排出は、適切は制御手段となる。

受入施設の建設等費用面の問題。