日本船主協会

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A:海洋環境
7.バラスト水の管理に関する国際条約
■資料18:検討中のバラスト水管理手法

検討中のバラスト水管理手法

バラスト水管理手法

概要(長所 短所等)

熱処理

36~38度で2~6時間の加熱で、縞貽貝の除去の報告がある。また、40度を超える温度で8分間の加熱ですべての生物が死滅する。

航海中のバラスト水処理に利用可能な熱源の有無。

熱による船体(腐食等)や環境への影響を考慮する必要あり。

フィルタリング(ろ過)
および遠心分離法

バラスト水の漲水の際に海水を濾過する方法で、現在は50μm以上の水生生物の処理が可能とされている。

小さな海草等は除去できるが、微生物の混入は防げないため、化学処理やUV処理の前処理技術として位置付けられる傾向にある。

機械的殺滅法

バラストパイプ中にスリットが入った2枚のプレートを装着した簡単な構造で、バラスト水を通すだけで水生生物を破壊する。

微生物に対する効果が低いため、化学処理やオゾン処理との併用が検討されている。

電気化学処理

バラスト水を電気分解して塩素を生成し、その酸化作用によって水生生物を殺滅する方法。

全ての生物を対象とする場合には、かなりの高濃度を必要とする。

消毒剤(塩素)

効果は、水温、接触時間、pHに影響される。

塩素処理されたバラスト水の排出に係る環境上の懸念がある。

幾つかの有機化合物と塩素の反応により、発ガン性物質を生ずる。

銀/銅イオン
(電気分解で発生)

塩素処理よりも優れた効果が認められる。

生物の中には、銀/銅イオンへの耐性を持つものもあり、濃縮された銀/銅イオンの環境面への影響について更なる検証が必要。

複合技術

物理・機械的処理で大型の水生生物、熱処理、化学薬品、UVおよびオゾン等で小型の水生生物や微生物を処理する技術。