日本船主協会

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海運関係用語集あ
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アジア海運フォーラム index
 アジア域内で共通する政策課題について海運当局者間で意見交換を行う。日本の運輸省(旧)の呼びかけにより1995年6月に第1回フォーラムが東京で開催され、以後年一回各国持ち回りで開催されている。メンバー国は、ブルネイ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポールの9カ国。
アジア船主フォーラム(ASF) index
 Asian Shipowners’Forum(ASF)。アジア地域の船主間の相互信頼と協力関係の育成を目的に、1992年に当協会の提唱により設立。メンバーは、アジア8国・地域(日本・韓国・中国・台湾・香港・ASEAN(フィリピン・インドネシア・マレーシア・ミャンマー・シンガポール・タイ・ベトナム)・豪州・インド)の14船主協会。
圧縮記帳 index
 法人税法上の原則である「全ての収益に対して課税する」ことに対する特例措置。法人が保険金収入や特定資産の買い替えなどで差益が生じたときには、差益には課税せず、その代わりに代替資産の帳簿価格を実際の価格から差益分だけ減額して記帳することができるという方式。圧縮記帳を行った資産の減価償却費の計算は圧縮後の価格がベースとなるので、実際の取得額を基礎とする場合に比べ、毎期の償却額が少なくなり、その分だけ利益が余分に発生する。結果的には、固定資産の全耐用年数を通じてなしくずしに課税されることになるので、圧縮記帳制度は、免税措置ではなく課税の延期措置である。
アフラマックスタンカー index
 AFRAとは、Average Freight Rate Assessmentの略。1954年4月よりロンドン・タンカー・ブローカーが作成している運賃指標。現在では、8万載貨重量トン数(D/W)から12万D/W程度のタンカーを広くアフラマックスタンカーと呼ぶ。
アライアンス index
 船社間協定の一形態で、世界規模での最適配船、コスト合理化を図るための戦略的船社間協定。1992年後半から1993年にかけて欧州航路や北米航路でアライアンスを模索する動きが始まった。
アンローダ index
 unloader。荷役機械としての意味は、(1)クレーンの一種で岸壁において本船から鉱石や石炭などのばら積み貨物を陸揚げする機械、(2)トラックや貨車、コンテナやパレットからの荷卸し装置、である。
一次エネルギー(二次エネルギー) index
 天然のままエネルギー源になる石油、石炭などの化石燃料、ウラン、水力などを一次エネルギーという。二次エネルギーは、資源をそのまま使用せず、用途に合わせた形に加工、転換したエネルギーで、電気、都市ガス、石油製品(ガソリン、灯油など)等がある。
イナートガス index
 inert gases。タンカーのカーゴタンクの内部では、積荷である原油などに含まれる揮発度の高い成分が絶えずガスとなって蒸発している。こうして生じたガスは極めて可燃性が高く、静電気による火花などで容易に着火し、大規模な爆発に結びつく危険性があるため、人工的に作られた不燃性ガスをタンクに注入して、内部の酸素濃度をつねに低いレベルに保っている。このガスをイナートガス(不活性ガス)と呼ぶ。イナートガスは、一般にタンカーの船内ボイラーの排気ガスを洗浄、冷却してつくられる。これをつくるための装置が、イナートガス装置(IGS)であり、イナートガスを使ってタンク内の酸素濃度を抑制することをイナーティングと言う。
インターモーダル index
 複合一貫輸送。2種類以上のサービスモードを組み合わせて荷受地から荷渡地までの一環輸送を提供するもの。
インマルサット(INMARSAT) index
 国際海事衛星機構(INMARSAT)。1979年に設立。サービス開始は1982年。静止軌道に打ち上げられた9つの衛星により、船舶をはじめ航空機、陸上交通機関による電話・テレックス・ファックス・パソコン通信などの世界的な利用を可能とするシステム。31ヶ国、約40の地上局で受信する。当初は船舶の運航状況や海難、航行安全情報の提供に留まっていたが、順次対象範囲を拡大した。
インランドデポ index
 inland depot。港湾、空港以外の内陸部にある貿易貨物輸送基地で、貨物の集配、通関業務、保管などが行われる。多くの貿易貨物がコンテナ化されている現在、主としてコンテナの集配、コンテナの荷詰め、取出しなどを行うフレートステーション(CFS)機能を有し、貨物流動(荷送人→コンテナ船寄港地、コンテナ船寄港地→荷送人)の効率化とコンテナ貨物輸送の営業の拡大を目的としている。
ウェーバー index
 一部途上国は、自国関係航路の外貨貨物を自国船に留保するために外国船の積取制限を設けている。そのような政策の一環として、同国と二国間協定あるいは通商航海条約を締結していない外国船が、同国関係航路で貨物輸送する場合に事前取得が義務付けられている証書で、同航路に就航していないことを証明するもの。
ウェイビル index
 「船荷証券(B/L)」参照。<
上屋 index
 Shed。主として港頭で一時的に貨物を蔵置するための施設。在来船の輸出入貨物を搬入し、通関、保管を行う。
運航委託契約 index
 船主が所有船を自ら運航しないで、集荷力のある他の船会社に配船、運航を委託し、所定の手数料を支払う契約のこと。船主は、所有船の運航によって得られる運賃を取得し、港費、燃料費などの運航費を負担する。
運航費 index
 船舶を特定の航海に向け運航するのに必要な経費のこと。港費、燃料費、その他運航契約締結にかかる仲介手数料、さらに通信費などの運航雑費等がある。
運航補助制度(米国) index
 Maritime Security Program(MSP)。有事の際に徴用できる自国籍商船隊の維持に関するMaritime Security Actに基づき、1996年から導入された制度。国家安全保障の観点から、軍事的有用性のある近代的で効率的な外航商船を平時と有事の両方において維持することを目的に、MSP対象船となる見返りに他国籍船より割高な米国籍船の運航コストを部分的に相殺するための補助金として1隻あたり年間210万ドルを補助するもの。
液化石油ガス(LPG) index
 Liquefied Petroleum Gas(LPG)。プロパンやブタンといった石油ガスを液化させたもの。輸送の際は、常圧で冷却あるいは常温で加圧(加圧低温もある)して液化したままLPG船で運ばれる。
液化天然ガス(LNG) index
 Liquefied Natural Gas(LNG)。メタンを主成分とする天然ガスを海上輸送のため液化させたもの。マイナス162℃の超低温で液化し、体積が600分の1になる天然ガスの性質を利用し、大量輸送を実現した。輸送の際は、超低温維持の特殊なタンクを持ったLNG船で運ばれる。
Mゼロ船 index
 機関区域に船員が継続的に配置されない船舶(機関区域無人化船)で、日本海事協会(NK)が機関区域無人化船に与える符号。
エクスプリシット方式 index
 explicit acceptance procedure。「明確な同意」を意味する。条約の改正方式の一つで、条約改正案が採択されてから、一定数の受諾が無い限り発効要件を満たさない方式。これに対して、簡易な改正方式であるタシット方式(tacit acceptance procedure)がある。
オフ・ハイヤー index
 Off Hire。用船の期間中に船主側の責任における事故あるいは事情により、本船が使用できなくなった時、その期間中の用船料は船主に支払わなくても良いという条項のこと。通常、滞船、検査、修繕、入渠、座礁、衝突、船員ストライキなどで12時間を超えて本船が使用不能になった時にオフ・ハイヤーとなり、30日を超えた場合、用船者は任意に用船契約を解約することができる。