









ー GHGネットゼロへの挑戦 ー
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お知らせ
下記は目次です。ボタンをタップしていただくと、各チャプターの内容をご覧いただけます。
INTRODUCTION
海運とGHG排出の現状
ドイツ一国分のCO2を排出しているって本当?
船による大量輸送を行う海運は、トラックや貨物飛行機などと比べ、輸送効率にとても優れています。世界経済の発展に伴い海上荷動き量が増え続けていますが、船会社の輸送効率向上の努力により、1隻あたりのCO2排出量は大きく減少しています。
一方で、大量輸送を担う国際海運からのCO2排出量は約7億トン(全世界の約2%)と大きく、ドイツ一国とほぼ同じ量であり、排出削減への取り組みは不可欠です。
一方で、大量輸送を担う国際海運からのCO2排出量は約7億トン(全世界の約2%)と大きく、ドイツ一国とほぼ同じ量であり、排出削減への取り組みは不可欠です。

*用語紹介:TEU、載貨重量トン(D/W)
※1:15t超 ※2:日本発着の国際貨物輸送(2019年)
※1:15t超 ※2:日本発着の国際貨物輸送(2019年)
出典: IMO 「Fourth IMO Greenhouse Gas Study 2020」、IEA「Energy Technology Perspectives (ETP) 2020)」、国土交通省「航空輸送統計年報(2019)」からの計算を基に、当協会が作成

出典: IMO 「Fourth IMO Greenhouse Gas Study 2020」
CHAPTER 1
国際海運における
GHG削減対策の枠組み
GHG削減対策の枠組み
パリ協定の枠組みと異なるのはなぜ?
国際海運では複数の国が輸送に関わることから、船からのGHG排出を国ごとに割り当てる、すなわち、パリ協定と同じ枠組みで考えることはできません。そのため、国際海運における排出削減に向けた対策は、パリ協定の掲げる目標を共有しつつも、国連の専門機関である国際海事機関(IMO)において業界一律で検討しています。


*用語紹介:国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
現在の国際海運における目標は2018年に採択されたIMOの「GHG削減戦略」です。この戦略は、先進国・途上国の区別なく、特定セクターのグローバルな合意として世界で初めてGHGゼロを掲げたものでした。
IMOはその後、2023年1月から新たな短期対策を実施に移した他、2023年7月に戦略を改定し、達成目標時期を大幅に前倒しした野心的な目標を発表しました。IMOに先行して2022年10月に「2050年GHGネットゼロ」への挑戦を表明している日本の海運業界は、今後もこうした目標達成に向けた具体的な国際ルールの策定に向け、日本政府の主導的な取り組みを期待し、またバックアップしてまいります。
IMOはその後、2023年1月から新たな短期対策を実施に移した他、2023年7月に戦略を改定し、達成目標時期を大幅に前倒しした野心的な目標を発表しました。IMOに先行して2022年10月に「2050年GHGネットゼロ」への挑戦を表明している日本の海運業界は、今後もこうした目標達成に向けた具体的な国際ルールの策定に向け、日本政府の主導的な取り組みを期待し、またバックアップしてまいります。

*資料:2023年からの新たな短期対策
CHAPTER 3
燃料の生産・供給体制の
確保に向けて
確保に向けて
海運業界だけの取り組みで達成できる?
ゼロエミ燃料への転換を実現するためには、船舶向けのゼロエミ燃料が確実に生産され、世界中を航海する船舶が燃料補給できるようにグローバルな供給体制を構築する必要があります。ゼロエミ燃料の生産・供給体制の確保は、海運業界だけでは成し得ず、エネルギー業界や港湾業界との協働を図っていきます。

国際海運におけるGHGネットゼロを実現するために必要な投資は、船舶の建造のみならず、陸上における燃料生産や供給インフラ整備をはじめ多岐にわたるため、数百兆円に及ぶと試算されています。すなわち、海運業界自らの努力はもとより、関係業界との連携した取り組みが必要で、多様なステークホルダーとの協働を欠かすことはできません。

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資料ダウンロード
当協会は、すべてのステークホルダーの皆さまに「海運」におけるGHG削減について理解してもらうことを目的として、2021年10月に資料「日本の海運 〜2050年GHGネットゼロへの挑戦〜」を発表しました。
GHGネットゼロに向けての海運の取り組みについて、海運の重要性や海運ならではの特殊な背景、具体的な取り組みなどを取り上げ、本Webページよりも深掘りして紹介しています。ぜひご覧ください。
GHGネットゼロに向けての海運の取り組みについて、海運の重要性や海運ならではの特殊な背景、具体的な取り組みなどを取り上げ、本Webページよりも深掘りして紹介しています。ぜひご覧ください。
資料(サマリー版)
資料(詳細版)
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