日本船主協会

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■資料4:「環境憲章」

日本船主協会 環境憲章

2001年1月
日本船主協会

環境理念

 日本船主協会は、地球・海洋環境保全が最重要課題のひとつであるとの認識に立ち、海難事故や油濁による海洋汚染を防止するため船舶の安全運航を徹底するとともに、環境負荷の低減および資源の有効活用を推進します。さらに、海運があらゆる産業活動と市民生活を支える物流のインフラストラクチャーであることを踏まえ、環境保全への一層の取り組みを図り、わが国ならびに世界経済の健全な発展に寄与することに努めます。

行動指針

 日本船主協会は、環境保全に関する行動指針を次のとおり定め、環境対策の推進に努めるとともに会員会社の積極的な環境保全への取り組みを支援します。

1.

地球・海洋環境に関わる国内外の法規の遵守と自主的な環境方針の策定による一層の環境保全

2.

船舶の安全運航を確保するための管理システムの構築と徹底、安全運航に寄与する機器の開発支援と導入促進

3.

省エネルギー・輸送効率に優れた船舶および設備の採用、船舶の運航に伴う環境負荷の低減、廃棄物の削減と適切な処理

4.

海洋汚染事故の原因となるサブスタンダード船排除の積極的な推進と船舶リサイクルの促進

5.

船舶の運航技術の向上と地球・海洋環境保全のための適切な教育・訓練

6.

海難事故および大規模災害等に備え、迅速な対応が取れる適切な体制の維持・整備促進

7.

環境保全活動に関する積極的な情報の提供、環境問題への意識向上と環境保全への日常的取り組みの強化

8.

環境対策に関わる内外関係機関等との連携の強化および内外フォーラム・会議への積極的な参加と貢献



以上