日本船主協会

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海と船のQ&A part3:航海
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Q27:航路(こうろ):海にも道がある?
 東京湾はとても広い海ですが、喫水(きっすい:海面下に沈んでいる船の深さ)が20mもあるタンカー、鉱石専用船、コンテナ船などのような大型船が通ることのできる部分は限られています。また、湾内には浅瀬や障害物があり、潮流による影響も受けます。何よりも東京湾内や瀬戸内海などには大きな港がたくさんあって多くの船が出入りするために、船舶の交通が輻輳(ふくそう:混雑)します。
 このため、大型の船が安全に航行できるように海の道「航路」が定められていて、この航路の中を通航するようになっています。
 その他に、横浜港と神戸港、横浜港とサンフランシスコ港などのように、港と港を結ぶルートも「航路」と言います。船は2つの港を結んで安全に航海することができる最短の航路を航海しますが、航路上の天候(海象(かいしょう)、気象)や地域紛争の発生などによって航路を変更することもあります。また、喫水(きっすい)や船幅(せんぷく)が大きいためにパナマ運河やスエズ運河を通ることができない場合なども遠回りの航路を選ばなければなりません。

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海運と貿易

参考文献
出典:「国土交通省関東地方整備局東京湾口航路事務所」
東京湾内の航路ロンボク海峡