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海と船のQ&A part4:海運と貿易
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Q49:日本の衣食住:食料は全部国産?
 パンやうどんの麺になる小麦や、豆腐や醤油の原料となる大豆の90%以上が輸入されています。これらの穀物を一度に大量に運んでくるのがばら積み船です。これらの多くがパナマ運河を通過して日本にやってきます。  また、最近では、野菜や果実、肉類や魚介類などもどんどん輸入されるようになってきました。こうした食品は、鮮度を保つために冷蔵、冷凍して運ぶ必要があるため、冷凍運搬船や冷凍コンテナに詰められてコンテナ船で運ばれます。冷凍コンテナは、貨物の種類に合わせて、通常+25℃から-25℃まで温度を設定することができます。 この結果、日本の食料自給率は、1960年代の70%(カロリーベース)から、今では40%まで落ち込んでいます。こうして、私たちの食料の60%が外国から運ばれている訳です。 100%自給している米にしても、農耕機械を作る鉄、これを動かす燃料、それに化学肥料などは殆ど全て外国から輸入していますから、主食の米でさえも外国との貿易なしでは自給できないかも知れません。

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海運と貿易
こちらもご覧ください
海運ゼミナールより
これはびっくり。天ぷらそばの輸入依存度(018)
生きたまま太平洋を越えてやって来たニュージーランド産のタイ(051)
ミシシッピ川をバージで1カ月、北米産穀物の米国縦断川下り(060)
スパイス欲しさで始まった大航海時代(105)
日本の食生活に浸透する外国産の「日本の味覚」(229)
大航海時代がもたらした世界規模の食卓革命(232)
仏教とともに移入された古代日本のチーズ文化(252)

参考文献
小麦の積み込みのようす
小麦

主な穀物の輸入先(2002年度集計)
小麦大豆