日本船主協会

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海と船のQ&A part4:海運と貿易
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Q51:日本の産業:どんなエネルギーを輸入している?
 電気やガスは、私たちの暮らしや産業に無くてはならないものです。また、乗用車やトラック、航空機や船舶も、燃料となるガソリンや軽油、ジェット燃料や重油が無ければ動けません。
 日本は、これら国内で必要なエネルギーの80%以上を外国から輸入しています。国内で需給できるエネルギーは、原子力や水力などで20%にも達しません。
原油をはじめ原油から精製されるガソリンや灯油、LPG(液化石油ガス)などの石油製品、発電用の石炭(電力炭)、そして家庭用の都市ガスや発電用のクリーンなエネルギーとして最近注目されているLNG(液化天然ガス)などのエネルギーは、世界中のさまざまな国から全て船によって運ばれています。
 これらのエネルギー資源は、それぞれ専用の船で運ばれます。原油タンカーは、一度に30万トンの原油を運びますが、それでも日本国内の消費量の半日分ほどです。また、石炭専用船は石炭を専用に運ぶための船です。
LPGやLNGは、液化したガスを入れる専用タンクを備えたLPG船、LNG船で輸送されます。ガスを冷却して液化すると体積が減るのでたくさんの貨物を積むことができます。プロパンガスの体積はマイナス42℃で冷やすと250分の1、天然ガスはマイナス162度で600分の1になるので、大量輸送が可能になる訳です。

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海運と貿易
こちらもご覧ください
海運ゼミナールより
原油タンカー:1隻分の原油から精製されるガソリンで地球を2万周以上
東京湾上の鋼鉄の島が飲み込む年間3,600万キロリットルの原油(057)
石炭は、見かけによらず手ごわい貨物(078)
石油40年、天然ガス60年、石炭220年?-化石エネルギーの耐用年数(090)
石油の登場で終わった鯨たち最大の危難の時代(154)
「オイルロード」に変身した「海のシルクロード」(210)

参考文献
エネルギー原料の主な輸入先(2002年)
原油

石炭

LNG