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Q9:船の大きさ:トン数とは?
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トン数には、目的によってさまざまな種類があります。よく使われるトン数としては、「総トン数」(Gross Ton:G/T)と「載貨(さいか)重量トン数」(Deadweight Ton:D/W)があります。その他には、純トン数、排水トン数、パナマ運河トン数、スエズ運河トン数などがあります。
ここでは、「総トン数」と「載貨重量トン数」について比較してみましょう。まず、総トン数は、船の“容積”に係数を掛けた数字で表わされますから、総トン数が大きいほど“大きな船”ということになります。また、載貨重量トン数は、その船が積むことのできる貨物の重量を示しています。ですから、同じ大きさ(総トン数)の船でも、積みこむ貨物の種類(重さ)や船の構造、貨物の積み方によって積める貨物の重さ(載貨重量トン数)が異なってきます。
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船の種類による総トン数(国際総トン数)と
載貨重量トン数の関係(参考例)
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船(貨物)の種類
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総トン数(トン)
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載貨重量トン数(トン)
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油タンカー(原油)
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133,356
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235,571
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鉱石専用船(鉄鉱石)
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113,606
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225,920
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LNG船(液化天然ガス)
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112,069
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71,526
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油タンカー(原油)
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55,048
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94,334
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石炭専用船(石炭)
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55,130
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87,097
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コンテナ船(コンテナ)
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51,047
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58,593
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コンテナ船(コンテナ)
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35,234
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33,064
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自動車専用船(自動車)
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32,652
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15,341
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客船(人)
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28,856
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3,827
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●総トン数は船の全体の容積を表します。
●載貨重量トン数はその船が積める貨物の重さ
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