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海と船のQ&A part1:海
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Q7:海の自然現象:船と気象のかかわりは?
 人類は、長い間、風を頼りに航海をしてきました。帆船は、貿易風(東からの風)や偏西風(西からの風)、季節風(大陸と海の間で季節によって風向きが変化する)などの風を利用することで世界中の海を航海していたわけです。風は大きな力にもなりましたが、台風やハリケーンなどの暴風雨は、船に大きな危険をもたらしました。また、沿岸の潮流によって、船が座礁(ざしょう)する危険もありました。
 現在の船も、海という大きな自然の力によってさまざまな影響を受けます。台風などは大きな船になった現在でも大変危険ですから、台風の進路を予測して、なるべく避けるようにします。また、海流にうまく乗ることによって燃料を節約することができますが、逆向きの場合は海流を避けなければなりません。波やうねりの影響もあります。正面から受けると船の速力が遅くなってしまうので、船が遅れないように、余計に燃料を消費してしまうこともあります。このため、現在の船は気象や海象(かいしょう)、海流や潮流などの情報を集めて、最も効率の良い航路を選んで航海をしています。

海
船
航海
海運と貿易
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参考文献
疾走する美しい帆船-日本丸
 帆船