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Q15:船の電気:電気はどこからくる? |
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船は海の上を移動するため、船内で必要な電気は、船内の発電機(ディーゼル機関を使う)で発電します。大型の船舶では、発電機に加えて主機関(エンジン)の動力(回転)をプロペラに伝える軸(プロペラシャフト)の回転を利用して発電する軸発電機も使われています。
発電された電力は、安全に航海するために必要なレーダーなどの航海計器や無線設備、船内で生活するために必要な空調機(エアコン)やエレベータ、料理に必要な冷蔵庫や調理器具、その他あらゆる電気製品や照明などに使われます。さらには、積んでいる貨物のためにも使われます。例えば、冷凍運搬船で運ぶ魚介類を冷凍するための冷凍機、コンテナ船の冷凍・冷蔵コンテナ、自動車専用船などの換気装置、タンカーに積んでいる油を陸上に送るためのポンプなどです。
また、船の主機関(エンジン)を動かすための様々な機器も電気が必要ですから、電気がストップ(ブラックアウト)してしまうと、船そのものも止まってしまいます。近くに他の船や浅瀬があると大変危険ですから、このような時には、自動的に非常用の発電機が動き出す仕組みになっています。
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