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海と船のQ&A part3:航海
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Q28:航路標識:どんな種類がある?
 船が安全に航海をするためには、海図によって浅瀬や障害物の位置を確認します。そして船の位置や針路を正確に知る必要があります。このために、船の位置や障害物の場所、航路や潮流の状況など航海の安全に必要な様々な情報を知らせてくれるのが、灯台などの航路標識です。
 航路標識の種類として最もなじみの深いものが、岬に立っている灯台や防波堤の先端にある灯標(とうひょう)、海面に浮かんでいる灯浮標(とうふひょう)などです。これらは、光や形、色を利用した「光波(こうは)標識」で、海図にその種類や性質(光る間隔や色など)が詳細に表示されています。
 また、全世界的な測位システム(GPS)の信号を補正してより精度を高めたディファレンシャルGPS(DGPS)やロランCなど電波を利用して船の位置を知ることができるものが「無線標識」です。その他、サイレンなどの音を利用して灯台などの位置を知らせる「音波標識」や、潮流の方向や速さなどの情報を電光掲示板や無線などで知らせる潮流信号所などがあります。これら日本の航路標識は海上保安庁が設置して運用しています。

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参考文献
潮岬の灯台
潮岬灯台