日本船主協会

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海と船のQ&A part3:航海
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Q30:座礁(ざしょう):船が座礁しないためにどうしている?
 海は水深が深いところばかりではありません。浅瀬もあれば海面下に隠れた岩(暗礁・あんしょう)などもあります。
 超大型の原油タンカー(VLCC)の場合、貨物の原油を満載すると海に沈んでいる部分の深さ(喫水)が20m以上にもなります。このため、海図には水深や暗礁など海面下の障害物の位置、それから潮流の影響で船が流されてしまうこともありますから、潮流の流れや速さなどの情報が詳細に示されています。 航海士は、こうした海図の情報をもとにして船が安全に航海できるように船が進むコースを決めていきます。
 また、湾や港の中は川から流れてくる土砂が堆積して、そのままにしておくと水深が浅くなって船が通れなくなってしまいますから、定期的に海底を浚渫(しゅんせつ)して十分な水深を確保するようにしています。また、ほとんどの商船は音響測深儀といって水深を測る装置を積んでいて、水深の浅い海域ではこの装置を使って座礁しないように注意しています。

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海運と貿易
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海運ゼミナールより
イルカに学んだ水中の目〜ソナー(300)
安全航行のための船底と海底との隙間─UKC(311)