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海と船のQ&A part3:航海
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Q33:船の乗組員:何人で船を動かしている?
 外国航路の船(外航船)には、通常23人程度が乗組んでいます。その内訳は、船長、機関長、航海士(3人)、機関士(3人)、甲板(こうはん)部員(6人)、機関部員(6人)それに事務部員(3人)で23人となります。これに、通信長が加わることがありますが、多くの場合は通信の資格を持った航海士が、通信長を兼務しています。
 船は24時間休むことなく何日も走り続けていますから、航海士と甲板部員がペアになって3グループを編成し、4時間交替で当直をしています。
一等航海士と甲板部員のペアは、朝4時から8時までと、夕方4時から8時までの2回、ブリッジ(船橋)で航海当直を行います。同じように、二等航海士のペアは、深夜0時から明け方の4時までと、昼の12時から夕方4時まで、三等航海士のペアは、朝、晩の8時から12時までが当番になります。
 以前は、機関士と機関部員も、同じようにエンジンルーム(機関室)で当直を行っていましたが、今は船のエンジンが自動運転されるようになったため、3グループに分かれて、24時間エンジンを監視するようなことは無くなりました。このため、機関室に人がいるのは、日中、機械類の点検や整備をする時だけですが、夜間でもトラブルが発生すると修理作業を行います。
 また、事務部員の3人は、乗組員の食事を作るコックさんです。
 長さが300メートルを超えるような巨大な船でも、乗組員はたったの23人程度。それも夜間になると、起きているのは、航海当直についている2人だけになってしまいます。

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海運と貿易
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参考文献
総乗組員24人の場合
乗組員