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海と船のQ&A part3:航海
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Q35:船の時間:船にはいろいろな時間がある?
 私たちの時間は、兵庫県明石市を通る東経135度の緯度線で太陽が最も高くなる(南中)時刻を正午として日本標準時が決められていますが、「協定世界時」(イギリスのグリニッジ=経度0度を基準にした標準時)から9時間進んでいます。
 これは、地球が球形で1周は360度、地球は1日(24時間)で1回転しますから、これを24時間で割ると1時間に15度ずつ回転していることがわかります。明石市は東経135度ですから、9時間だけ(135÷15)世界時よりも進んでいるわけです。
 国内航路の船(内航船)は、日本の国内だけを航海しているので日本の時間(日本標準時)があれば十分ですが、外国航路の船(外航船)は世界中を航海するために、船の位置(経度)や船が入港する国によってその船が標準にする時間(船内時)が異なってきます。このため、船内の生活や寄港地でのやり取りでは船内時を使いますが、世界各地との交信や他の船との連絡には協定世界時を使うことになります。

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海運と貿易
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海運ゼミナールより
1日が24時間にならない船内標準時のマジック(038)
世界1周で1日ずれた日付の謎(110)
懐中時計や腕時計の原型となったクロノメーター(152)
本初子午線がパリを通過するフランスだけのローカルルール(276)

参考文献