日本船主協会

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海と船のQ&A part3:航海
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Q39:パイロット:パイロットの役割は?
 船は、世界中の海を航海していろいろな港に寄港します。目的の港に安全に早く到着するために、海図を使って航路を決め、船の位置を確かめながら航海を行います。さらに、予定した航路上にある島や山などの目標物や、海域ごとの海流や潮流、風などの気象状況を説明した「水路誌」や港ごとに毎日の潮汐や潮流を表した「潮汐表」などの参考資料も利用して安全な航海を続けますが、ベテランの船長といえども、世界中の港について熟知している訳ではありません。
 そこで、操船(船の操縦)の難しい海域や港で、その場所の事情に詳しく、船長に代わって操船をサポートする人たちをパイロット(=水先(みずさき)人)と呼び、パイロットが仕事をする海域を水先区として定めています。
 日本中では、船が輻輳(ふくそう:混雑)するなどして特に操船が難しい水先区については、「強制水先区」といって、法律で資格を持つ「水先人」の乗船が義務付けられています。

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参考文献
船の安全を守るパイロット(一番右側)
パイロット