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Q4:領海:海はだれのもの?
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基線(きせん:沿岸の岬や島を直線で結んだ線)から12海里(マイル)までの海域を「領海」といい、沿岸国の主権が及びます。1982年に採択された国連海洋法条約でも、「領海」の幅は12海里と決められ、海面はもちろん、その上空(領空)や海底、その下の地下資源まで沿岸国のものとされています。ただし、全ての国の船舶は、沿岸国の領海内であっても無害航行権(沿岸国の平和や安全を害さない限り自由に航行できる権利)があります。 領海の外の海を「公海(こうかい)」といいます。「公海」はどの国にも属さず、全ての国が自由に使用することができます。また、公海であっても、基線から200海里(約370km)までの海域を特に「排他的経済水域(EEZ)」といい、沿岸国による海中(漁業資源など)や海底の資源を開発、管理する主権が認められています。日本は四方を海に囲まれているのでEEZ(領海と接続水域含む)が広く約447万平方kmもあります。これは世界第6位で、国土(約37万平方km)の10倍以上の面積にあたります
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